広島県呉市にある『大和ミュージアム』が「戦艦大和の主砲製造した大型旋盤」を後世に残すためクラウドファンディングを通して全国から資金を募る応援プロジェクトを立ち上げましたので紹介します。当プロジェクトは、立ち上げからわずか1日で目標を大きく超える1億円を集めており支援金は、大型旋盤の展示方法の充実など大和ミュージアムの事業等のために活用されます。プロジェクトでしか手に入らないオリジナルの返礼品も用意されていますので、ぜひご覧ください。
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呉市ふるさと納税型クラウドファンディングで大和ミュージアムを応援しよう!
『戦艦大和の主砲製造した大型旋盤、消失から救え』プロジェクトを立ち上げ
大和ミュージアムが『戦艦大和の主砲製造した大型旋盤、消失から救え』プロジェクトを立ち上げた背景を紹介します。本プロジェクトは、「ふるさと納税型クラウドファンディング」の仕組みを活用しています。
戦艦「大和」の主砲を削り出した大型旋盤。
戦艦「大和」に関連する大型の工作機械の中で唯一現存している超大型旋盤「15299機」。
貴重な一基はこのままでは、処分されてしまう運命にあります。永く保存すべく、救出し呉の地へ。
名機を永く保存するため、この度、大和ミュージアム初のクラウドファンディングに挑みます。これは、皆様と力をあわせて、歴史の一片を後世へ継ぐ挑戦です。
何卒ご支援よろしくお願いします。
旋盤とは?|超大型旋盤「15299機」
旋盤とは、ワーク(加工される物)を回転させ、それにバイトと呼ばれる工具を押し付けて削る加工機(ろくろを横に倒したようなもの)のことです。
本プロジェクトで保存を目指す超大型旋盤「15299機」は、戦艦大和が誇る世界最大級の主砲身などを削り出した旋盤です。その後は、2013年まで兵庫県明石市の機械部分製造会社「きしろ」播磨工場で、大型船舶用エンジンのクランクシャフト旋削のため、現役で稼働していました。現在は役目を終えて、工場敷地内でひっそりと保管されています。
しかし、新しい工作機の導入で、このままでは廃棄処分されてしまうため、大和ミュージアムがこの大型旋盤「15299機」を引き取り、展示し、皆と共に後世まで伝えていきたいという想いから、ふるさと納税型クラウドファンディングにより資金を募ることとなりました。
呉市大和ミュージアム応援プロジェクトの詳細|レディーフォー(READYFOR)
支援は、5,000円から可能です。プロジェクトの第一目標金額として4,800万円が設定されています。大和ミュージアムへの招待券、戦艦大和関連グッズなど、ここでしか手に入らないオリジナルグッズにも注目です。(呉市への寄附となるため、呉市民の方は申し込みのできない返礼品があります。)
※わずか1日で目標額を大きく上回る1億円を突破する注目度の高いプロジェクトです。
【支援(クラウドファンディング)期間】
~2021年9月30日23時まで
クラウドファンディングの詳細は、下記の公式サイトを確認してください。
呉・大和ミュージアム「クラウドファンディング」公式サイト【返礼品】大和ミュージアムオリジナル入館券&オンライン講座
大型旋盤オリジナルデザインの大和ミュージアム入館券(はがき型)を支援記念としてお届け!入館券の有効期限は2023年3月31日まで。
戸高館長による戦艦「大和」と大型旋盤についてのオンライン講座を特別に受講できます。
リターンへの申し込み【返礼品】大人気!大和オリジナルデザイン セーラー万年筆セット
呉市に工場がある「セーラー万年筆(株)」で生産された、大和オリジナルデザインの万年筆と、戦艦「大和」をイメージして特別に調合したカラーインクボトルのセットで大人気の返礼品です。
【超高額!返礼品】大型旋盤除幕式にご招待!
2022年4月23日に予定されている「大型旋盤除幕式」に来賓として参加できる権利です。1千万円の超高額返礼品となっています。
リターンへの申し込みふるさと納税型クラウドファンディングとは?
「こんなことをやってみたい!」「こんな商品やサービスを提供したい!」といった想いや企画をプロジェクト化し、インターネットを通して賛同者から資金を支援してもらうクラウドファンディングの仕組みに、自治体への「寄附」であるふるさと納税を融合させたもの。通常のふるさと納税よりも「寄附金の使途を明確」にしている特徴があります。
寄附額の中で2,000円を超える部分について税額控除を受けることができるので、実質2,000円で返礼品が貰えることになります。支援者(寄附した方)には、呉市海事歴史科学館学芸課より2021年12月末迄に「寄付金受領証明書」が郵送で届きます。
「戦艦大和」関連クラウドファンディングの紹介
大和ミュージアム主催ではありませんが、「戦艦大和」に関連したクラウドファンディングを紹介します。
戦艦大和総司令長官「伊藤整一」海軍大将の墓苑整備事業及び顕彰事業
大和さくらの会による「戦艦大和 第二艦隊総司令長官 伊藤整一海軍大将のお墓を墓苑として改修整備する」プロジェクトです。
伊藤海軍大将は、戦艦「大和」による海上特攻「菊水作戦」参加を命令され、無謀な作戦に納得しませんでしたが、伊藤の後輩である連合艦隊参謀長の草鹿龍之介中将から「一億総特攻の魁となって頂きたい」と言われ、それならばと納得し参加しました。1945年(昭和20年)4月7日、沖縄へ出撃した際、鹿児島沖にて敵の攻撃に遭い、作戦中止の具申と若き将兵たちへ「生きろ」と駆逐艦による大和生存者救助を命じた後、伊藤は大和の長官室に残り、戦死しました(享年54歳)。
リターン(返礼品)は、プロジェクト公式サイトにて確認してください。(リターンなしの寄附もありますので、ご注意ください。)
プロジェクト公式サイトコロナ禍で広がるクラウドファンディング&ふるさと納税
コロナ禍に立ち向かえ!観光施設や飲食店応援プロジェクト実施中
長らく続く新型コロナウイルス感染症拡大の影響により、大和ミュージアムのような観光施設や宿泊施設、飲食店などの運営状況は、極めて苦しい状況になります。さらに「令和3年7月豪雨災害」の被災地となった静岡県熱海市や山陰地方のように自然災害の追い打ちに会い、早急に支援が必要な地域もあります。
そういった地域や被災者を応援すべく、ふるさと納税やクラウドファンディングによる支援に注目が集まっています。