平成30年7月豪雨の被災地となった岡山・広島・愛媛をはじめとする西日本エリアの誘客を目的とした政府による宿泊割引制度「平成30年7月豪雨観光支援事業費補助金」が創設されました。小難しい名前だけどどういった内容なのか?補助金(助成金)はどのように利用できるのか?この記事にて詳しく解説します。知っていれば対象地域への旅行が一人当たり1万以上もお得になる制度。ぜひこの記事を読んでいただき、西日本エリアを旅して応援してください。

※今後で府県が決定する内容もあり、不明点も多々あります。今後新たな情報が入り次第、加筆・修正いたします。本記事をブックマークしておいていただくと便利です。

平成30年7月豪雨観光支援事業費補助金の使い方・利用方法

(更新情報)
8/9 各府県で補助金対象となる宿泊施設など検討中ですが、旅行会社を通した予約も補助金の対象となるよう調整しているようです。また、JATA(日本旅行業協会/旅行代理店の業界団体)が旅行代理店等で販売する周遊ツアーも補助金対象となるよう検討していると発表しました。

観光支援事業費補助金って何?

 2018年(平成30年)6月28日から7月8日頃にかけて西日本を中心に台風7号及び梅雨前線などの影響により集中豪雨が続きました。この影響により各地で河川の氾濫や土砂災害が発生、220名以上の死者を出す平成最大の豪雨災害となり1ヶ月経った今も家屋・交通・農業などへの復興が急務となっています。また、被災者へのお悔やみや、風評被害もあり、50万人以上に及ぶ宿泊キャンセルが発生、それほど被害がなかったエリアにも観光客が戻らない状況となりました。観光関連の被害総額は100億円以上になると推定されています。

この状況を打破しようと被害が大きかった広島・岡山・愛媛などが、政府に対して観光支援を要求。これに応えた政府は、復興事業として「生活・生業再建支援パッケージ」を発表。その中の観光支援策として、被災地への旅行(宿泊)代金の一部を国が補助する制度などを盛り込んだ「観光支援事業費補助金」を創設しました。

簡単に言えば、被災地への周遊旅行をすれば宿泊代金の一部を国が補助しますよという制度です。

どんな旅行が補助金対象?

今回の豪雨で、災害救助法が適用された11府県が補助金の対象となります。
11府県は以下の通りです。

【対象エリア】
(中部地方)岐阜県
(近畿地方)京都府/兵庫県/和歌山県
(中国地方)鳥取県/島根県/岡山県/広島県/山口県
(四国地方)愛媛県/高知県
(九州地方)福岡県

対象エリアの「2府県連続かつ2泊以上」の周遊旅行が条件です。

少し難しい表現ですが、具体的には、

■岡山(1泊) ⇒ 広島(1泊)

といった旅行ですね。「連続」が条件なので

■京都(1泊)⇒ 大阪(1泊)⇒ 和歌山(1泊)

は、対象エリアでない大阪が間に入っているため補助金は出ません。

■京都(1泊)⇒ 大阪で遊んで ⇒ 和歌山(1泊)

なら問題ありません。

割引額は?

被害が大きかった岡山県、広島県、愛媛県への割引額が高くなっています。

・岡山県、広島県、愛媛県は、1人1泊あたり6,000円
・その他8府県は、1人1泊あたり4,000円

※ただし、宿泊料金が補助金以下の場合は、宿泊料金=補助金となります。つまり宿泊料金は無料です!(端数の補助金が出ない可能性もあるので、数百円の負担はあるかも・・・)

対象となる旅行期間は?

各府県の準備が整い次第となります。8月からシルバーウィークあたりの期間が対象となるかと思われます。

補助金はどのようにして受け取るの?

補助金の適用は、各府県が指定した宿泊施設とそれ以外によって異なります。比較的安全な地域にも関わらず風評被害を受けている地域のホテルや旅館が指定宿泊施設となりますが、二次被害の可能性が高い地域やまだ復興が必要な地域にある宿泊施設は、おそらく指定されません。

■府県指定宿泊施設に泊まる場合

1.(旅行者からの申し出があれば)当該指定宿泊施設が割引料金を提示する。
2.旅行者は、宿泊施設を予約後、周遊旅行する。
3.旅行者は宿泊施設に行程表を提出して、割引料金で宿泊する。

こちらは、工程表だけ提示すれば割引された宿泊料金を精算時に支払うので簡単です。

行程表というのは、宿泊施設の方が翌日の宿泊施設に電話確認し、補助金が対象となる旅行行程かを確認するためのものなので、それがわかる程度のものとなります。

■府県指定宿泊施設以外に泊まる場合

1.旅行者は、宿泊施設を予約後、周遊旅行する。
2.宿泊施設に正規の料金で支払し、宿泊証明書を受け取る。(※全ての宿泊施設で受け取ること)
3.旅行行程表と宿泊証明書を添付して、補助金の申請書を宿泊した各府県に提出する。

こちらは、いったん正規料金で支払った後、各府県から補助金を受け取るパターンですね。申請書を各府県に郵送するので少し手間がかかりそうです。

旅行会社で申し込んだツアーや宿泊も対象になるの?

現在、確認中です。判明しだい、更新します。

旅行会社のツアーは交通+宿泊がパックになっていることから、利用は難しいと予想していたのですが、各府県やJATA(日本旅行業協会/旅行代理店の業界団体です。)が旅行会社で販売する周遊ツアーも対象となるよう検討しているようです。じゃらんや楽天トラベルといった旅行予約サイトでの宿泊予約も対象となる可能性が高いです。新たな情報が入り次第、更新しますので、しばらくお待ちください。

過去にもあった補助金制度による観光支援

国が旅行代金の一部を補助する政策はここ数年、大規模な災害が発生した際に適用される定例の流れとなっています。平成28年4月に発生した熊本地震の際に、落ち込んだ九州エリアへの観光客の誘致を目的に創設された「九州ふっこう割」は、旅行代金の最大7割を補助する制度で約180億円の予算が投じられました。そのお得さから大反響を得たふっこう割により、九州の観光業は回復に成功、被災地の復興に大きな役割を果たしました。

豪雨復興キャンペーンで周遊旅行を販売促進

九州ふっこう割の成果もあり、その後も平成28年10月に発生した鳥取県中部地震の際の観光キャンペーン「とっとりで待っとります」、平成29年7月に発生した九州北部豪雨災害の際の「ふくおか応援割」など同様の政策が続きました。今回は、「西日本ふっこう割」とか「西日本応援割」と名付けられると予想していたのですが、外れました・・・JATA(日本旅行業協会)が「豪雨復興キャンペーン」という統一名称を候補として、各旅行会社に周遊旅行(ツアー商品)の販売を促進していくようです。

(参考記事)豪雨復興キャンペーンについて

個人的な感想

九州ふっこう割の際は、クーポン発行やコンビニ宿泊券の販売と旅行者にとってわかり易く使い勝手の良いものでした。今回は、宿泊施設側も旅行行程の電話確認といった事務が、負担になるのではと懸念しています。また、仮に旅行会社のツアー商品に使えないとなると移動の交通機関は全て自分で決めて手配が必要ですし・・・。岐阜なんて隣り合わせの県ないし・・・。なにより私のようなサラリーマンからすると2泊3日は休みが取れないから使い辛い!!!

文句も疑問点もありますが、今後で疑問点は確認して、更新します。岡山県が、県の予算でクーポン発行したように1泊の旅行商品にも使える同等の割引制度が出てきてほしいです。

⇒8/9追記:ツアーも対象となるよう動いてくれているようなので安心しました。

岡山県5千円割引クーポンはじめ、1泊旅行でも使えるクーポン情報は以下のページにて。

楽天トラベル 西日本ふっこう割クーポン

西日本ふっこう割&旅行クーポンまとめ

★最後まで読んでいただき、ありがとうございました。当ブログは個人運営で、私自身SNSをいっさいしておりません。被災地の支援のため、このような割引制度があることを口コミなり、SNSなりでぜひ紹介してください。よろしくお願いいたします。